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短信:迫る感染症への脅威‐社会全体での感染症危機管理を‐

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 感染症が世界的に猛威をふるっている。
人類と感染症との闘いは永遠に続くといわれている。最近はグローバル化、ボーダレス化が進み、感染の脅威は世界中どこにでも迫ってくる。

 WHOは「われわれは今や地球規模で、感染症による危機に瀕している。もはやどの国も安全ではない」と警告している。
我々はもっと感染症クライシスに対ししっかりした認識を持たなければならない。

 感染症の原因微生物は、ヒト、動物、環境由来など、非常に多様化している。災害時にも感染症は必ず発生する。込み合った集団生活、清潔な水の不足、衛生環境の悪化、栄養不足などによるもので、東日本大震災では、震災発生後1週間までは外傷が多かったが、それ以降は感染症が疾患として優勢の傾向にあった。
バイオテロの恐怖も無視できない。炭そ菌テロの現実化や再発の可能性等を含めて、感染症は医療施設、社会における最重要課題として、日頃から迅速でより確実な対策を立てていかなければならない。

 感染症危機管理のポイントの第1は意識改革。今や専門家だけでなく医療機関はもちろん、国民すべてが取り組むことが重要だ。

 医療現場では、医療・看護処置、検査の時に微生物が伝播しやすいが、特に、患者間、患者・医療者間の微生物伝播リスクが極めて高い環境にある。

 危機管理ポイントの第2は、情報の共有化である。より確実な情報をリアルタイムに入手し、皆で共有し、初期対応につとめること。

 世界、国、地域における感染症の流行状況の確認や、微生物の移り方、感染性、病原性・臨床症状や対応の在り方、治療、ガイドライン等、情報の収集と分析、共有化が、非常に重要である。

 さらに対策のカギは、情報共有のほかに、連携・支援体制である。

 宮城感染コントロール研究会では、日常診療に役立つ知識の習得に向けて、基幹病院等に対し、「スタンダード・プレコーション(標準予防策)とは何か」など、基本的事項をはじめ、「効果的手洗い法」など、応用、実践を網羅した研修を行っている(現在は「J感染制御ネットワーク」に改称)。

【感染制御のトップリーダーの見解】

 

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