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短信:16年度改定で日病協「重症度、医療・看護必要度」等見直し要望

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 16年度診療報酬改定作業が進められているが、日本病院団体協議会は、入院基本料等における「重症度、医療・看護必要度」の見直しなど、10項目の改定の要望事項を提出している。
 同項目の要望では、「現行の評価項目は急性期の病状を必ずしも反映していない。また、高度急性期、急性期、回復期等の臨床機能は患者像が異なるため、一律の項目による運用は、本来の病床機能と異なる評価となってしまい、各病床機能向上のための弊害となる可能性が強い。病床機能と患者病態像を加味した多くの観点から、抜本的に見直すことを要望する」としている。
 全日病では、要望提出に先立ち会員病院を対象にアンケート調査を行った。
 調査の結果から、現行の「重症度、医療・看護必要度」に対し、実際には他に手のかかる状態像が多く存在している事が示された。
 特に、せん妄やBPSDは、ICUの急性期ユニットから回復期リハ、地域包括ケアにいたるまで、最も手のかかる状態のひとつであることが分かった。
 全日病コメント「病院医療の現場において、『重症度、医療・看護必要度』に適合する入院患者を選択するような診療行為は、断じて避けなくてはならない。入院医療の必要性に応じて診療行為が行われ、結果として医療の質の向上に貢献できる「重症度、医療・看護必要度」の制度設計が求められる」。