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短信 - 「ジカ熱特集」 ~リオ五輪を控え、中南米中心にジカ熱流行~ -

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 ジカ熱(ジカウイルス感染症)の流行地域に関する最新情報によると、アフリカ、中央・南アメリカ、アジア太平洋地域、特に中南米で流行している。

 8月からのブラジル リオデジャネイロの五輪・パラリンピック開催を控え、厚生労働省

では、渡航および帰国後の健康管理に注意を呼び掛けている。

 ジカウイルスはデングウイルスと同じ科のウイルスで、ネッタイシマカや日本ではヒトスジシマカが媒介、また、性交渉でも感染する。感染後の潜伏期間は2~12日。

 症状は、軽い発熱、斑状丘疹性発疹、関節痛・関節炎、結膜充血の症例が多く、筋肉痛、頭痛、下痢、腹痛、嘔吐、神経症状が認められることもある。通常は1週間ほどで治るが、不顕性(症状が出ない)感染のケースもある。治療薬はまだないので、対症療法となる。感染から2週間ぐらいはウイルスが血液中に残るため、症状の有無にかかわらず、注意が必要だ。(発症後は8週間要注意)。ブラジルでは、妊婦の感染による胎児感染で、小頭症児が多発しているので、妊婦の感染地域への渡航は避けたい。

 渡航中の感染予防や注意事項としては、ワクチンなどはまだないため、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避けること、定期的に蚊の忌避剤(日本の虫よけスプレーでよい)を使用し、蚊に刺されないようにすること。(「身支度の仕上げに虫よけジカ予防!」)。

滞在中、性行為の際はコンドームを使用するか、性行為を控えること。帰国後も症状の有無に関わらず、最低8週間は性行為には同様の注意を払うほうが良い。

 

 緊急の問い合わせは、リオの日本領事館に相談するとよい。

 → 電話:21-3461-9595

 ⊛治療を要する場合は病院へ

 (例)コパドール(総合病院)電話:21-2545-3600

 

 帰国後の体調不良や不安の相談先・・・空港や港の「検疫所」/ 保健所 / 日本感染症学会ホームページ«「蚊媒介感染症専門医療機関一覧」

 **国立国際医療研究センター国際感染症センターの「トラベルクリニック」では、海外旅行者の健康―Travel Health―のスペシャリストが常時、受診・相談に対応している。

 →電話:03-3202-1012