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短信:ロボット手術、アウトカムに病院間格差―GHC調査

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 「ダ・ヴィンチ」を用いたロボット支援下内視鏡手術のアウトカムについて、グローバルヘルスコンサルテイング・ジャパン(GHC)が調査したところによると、腹腔鏡手術など他の術式に比べて平均在院日数が短く、術後感染症の発症率が低いことが分かった。ただ、今回の調査では、ロボット支援下内視鏡手術の年間症例数には病院間で大きな差があり、年間症例数が50件に満たない病院が多数あることも判明。このような症例数の少ない病院においては「ダ・ヴィンチ」の経済性はもとより、術後感染症の発生率など質が担保されているのかどうかに関しても、慎重に見極める必要があると思われる。

 ロボット支援下内視鏡手術は現在、前立腺がんと腎がんの手術に限って保険が適用されている。2018年の診療報酬改定で、胃がん、肺がん、食道がん、直腸がん、子宮がんなどの手術が適用追加となるため、「ダ・ヴィンチ」を導入する病院が増加する可能性もある。

 

(日経デジタルヘルスほか)

 

 ちなみに「ロボット支援手術には、外科医の経験など技術格差が大きく、十分な指導体制の確立が求められる」と専門家は述べている。