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短信:日本医師会「国民の信頼に応えるかかりつけ医として」― 中川俊男会長

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 中川会長は4月27日の定例記者会見で、日本医師会が、かかりつけ医を取り巻く社会の変化を踏まえ、改めて国民に寄り添うかかりつけ医の在り方を真摯に見つめ直して取りまとめたという「国民の信頼に応えるかかりつけ医として」を紹介し、その内容を概説した。

 

 中川会長は、同文書を4月22日に岸田文雄内閣総理大臣と面談した際に手渡し説明。都道府県医師会、郡市区医師会、会員には手紙を添えて送付した。

 

 手紙では、新型コロナウィルス感染症の流行の中、かかりつけ医機能の重要性が改めて認識されていることや、政府がかかりつけ医機能の明確化等の具体的方策について検討することに触れたことから、日医としても国民の更なる信頼に応えるよう、これまで以上にかかりつけ医機能を強化するため、改めて、国民に寄り添うかかりつけ医の在り方を真摯に見つめなおしたものであるという。

 

 その冒頭では、日医の思いとして「かかりつけ医」は一人一人の患者さんとかかりつけ医の信頼関係が絶対的な基礎として存在。これまで以上に患者さんと医師との関係をより温かみのあるものにしていく姿勢を打ち出していると説明した。

 

 医療のデジタル化を進めることに言及したほか、地域社会におけるかかりつけ医機能として、既に地域医師会を中心に実践している諸活動を明示したとし、「より多くの医師に、それぞれの特性を生かしてこうした活動に参加してもらえるよう努めていきたい」と述べた。

 

 さらに、地域住民の方がたにかかりつけ医を持ってもらうための情報発信もしっかりやっていき、「今回の取りまとめは、かかりつけ医機能を果たしていく医師の覚悟を示したものである」と強調した。

 

 その後の記者との質疑応答において、財務省が求めているかかりつけ医の認定制や制度化については「医療費抑制のために国民の受診の門戸を狭めるということであれば認められない。かかりつけ医機能は地域で様々な形で発揮され、患者さんとかかりつけ医の信頼関係を絶対的な基礎として、日本の医療を守ってきた。そうした日本の財産を「制度化」で一刀両断に切り捨てることになってはならない」と応じた。

(公益社団法人 日本医師会)