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短信:これもまた、ぜひ知っておこう!!世界で広がる「サル痘」ってどんな感染症?

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・「サル痘」は、これまでに感染者が出ているアフリカ以外に欧州が最も多く、北米、中東など各地で今年に入り1万6千人以上の感染が報告されている。

 

・日本では、国内で初めての感染者1人がつい先日、7月25日、確認された。(7/28日さらに海外から入国の男性1人が新型コロナ陽性と判明、入院)

 

・厚生労働省は、感染の疑いのある人が出た場合は、保健所に届けるよう医療機関に対し通知を出した。

 

・症状は、発熱や頭痛、筋肉痛などが1~5日続いたのち、発疹が出る。また、リンパ節の腫れや、脳炎などの合併症をおこすこともある。致死率は3~6%ほどとされるが、多くの人は軽症で済んでいる。子供や免疫力が低下している人は重症化する可能性がある。

 

・感染の経路は、患者の体液や皮膚の発疹部位、患者が使った寝具,飛沫などに触れると誰でも感染する可能性がある。性的接触で感染し、WHOによると、現時点で感染者の多くは、男性間で性的接触を持った人たちという。米保健当局の担当者は「すれ違うだけでは感染しない」としている。

 

・過度に恐れる必要はなく、差別を生まない対応が必要だ。実験動物のサルが発見のきっかけだったためサル痘と呼ばれるが、ネズミやリスなどもウィルスを持っている。

 

・ワクチンは天然痘のものが有効とされ、国内に備えはある。国は感染者の家族に打てるように臨床研究を始めた。29日には専門部会を開き、正式にサル痘に使えるようにするか、審議する。治療薬は日本では承認されていないが、臨床研究の中で使えるようにしている。

 

・予防は新型コロナウィルスの対策と同じで、せっけんでの手洗いなどが有効だ。

 

(wakaru@asahi.comより)