長崎大学では7月29日(木)、記者会見を開き、2018年12月に着工し、建設を進めてきたBSL-4が竣工、7月30日に引き渡しを受けたことを発表した。会見では、河野茂学長が、周辺住民の皆様のご理解、関係の方々のご協力のおかげで、コロナ禍のなかでも順調に工事が進んだことへの謝意を表明したうえで、「既知のウィルスについての研究はもちろん,未知の進行感染症に対しても、世界最高レベルの安全性を持つ施設で迅速な対応が可能になる」とBSL-4施設を持つ意義を強調した。
7月30日の建物引き渡し後、2021年度中に研究・実験設備の搬入整備を行い、同時に研究者らのトレーニング開始など本格稼働に向けた準備を進める意向。
(長崎大学ニュース)