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ホテルリネン業界のつぶやき

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 - 祭りのあと -

 

 2回目の執筆を担当するbow&arrowです。皆様にホテルリネン業界の現状をお伝えできれば幸いです。

 

 今年は大阪・関西万博2025の開催があり、例年より多くのインバウンドが日本に訪れました。ここ半年間を振り返ってみたいと思います。

 4月13日 荒天のため、「ブルーインパルス」の展示飛行も中止になり、不安な幕開けとなった。

 5月15日 イスラエル「ナショナルデー」の式典が開かれた。抗議活動を警戒して出席者を招待客に限定し、国際情勢に左右され、一般の来場客には公開しない異例の形を取った。

 7月12日・13日 航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」が会場上空で展示飛行を披露し、半年間の会期の折り返しを迎えた。

 7月19日 唯一開館していなかったネパール館が開幕98日目でオープンした。これで、計84のパビリオン全てがオープンした。

 ※最近お会いした清掃責任者は、ネパールの方でした。ネパールはエベレストで有名です。

 8月13日 午後9時半頃、会場直結の大阪メトロ中央線が一時運転を見合わせ、大勢が会場内で一夜を明かすことになった。パビリオンや施設には、飲食物を配ったり、スペースを開放したりするところも目立った。

 9月27日 大阪・関西万博の一般来場者数が計2207万2717人となり、2005年愛知万博の2204万9544人を超えた。

 10月13日 大阪・関西万博は半年間の会期を終えて閉幕した。日本と158か国・地域、7国際機関が参加した祭典には、一般来場者だけで2500万人が足を運んだ。

 2030年の万博開催地となるサウジアラビア・リヤドに、博覧会国際事務局(BIE)旗が引き継がれる。

 

 関西地区のホテルは、インバウンドも増加し、かなりの高稼働であったと推測されます。

 

ホテルリネン業界の現状

 日本のインバウンド市場は、2025年に過去最高の訪日外国人旅行者数となる4020万人を記録することが予測されています。家族やグループ旅行者による「多人数泊」ニーズが高まる一方、東京都内を中心に、従来のシングル・ツイン中心のホテル供給では対応しきれない状況が顕在化しています。

 こうした背景を踏まえ、単なる宿泊施設ではなく、暮らすように旅する体験を提供し、日常の延長線上にある非日常を体験できる空間を求めるニーズも出てきています。

 しかし、日本旅行業協会(JATA)は、旅行会社、宿泊事業者などの観光関連企業・団体に向けて、インバウンド旅行客の受け入れに関する意識調査を行ったところ、インバウンドを扱わない企業・団体に将来、インバウンド観光客を受け入れたいかどうかを聞くと、意向があるとした割合が33%と、昨年の調査に比べて11ポイント低下した。企業・団体は受け入れ予定がない理由や課題について「人手不足や人材不足」を主に挙げている。

 将来のインバウンド観光客受け入れ計画について、「受け入れたいと思う」が11%(昨年調査19%)、「受け入れたいと思っているが、課題があると感じている」が22%(同25%)。合計33%(同44%)が受け入れに肯定的な回答だった。このほか「今後も受け入れの予定はない」が48%(同39%)、「分からない」が18%(同17%)、「未回答」が1%(同0%)。

 

 各ホテルのインバウンド旅行客の受け入れの考え方にもバラつきがあり、どちらに舵を切るか迷われているのが現状です。今後、日本の人口は減少の一途を辿り、国内需要だけでは、運営が厳しい状況になると見込まれます。インバウンドを受け入れない判断も必要ですが、時代に合った(インバウンドの受け入れ)決断も必要になってくるでしょう。

 先のことはわかりませんが、先を見据えた行動をしてきたいものです。行動せずに後悔しても、あとの祭りです…。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

<bow&arrow>