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短信:痛みない乳がん検査、治験へ。マイクロ波当て患部を立体表示。神戸大など、来年度

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 神戸大などの研究グループが新たに開発した乳がんの画像検査法(マイクロ波マンモグラフィー)について、同大の木村建次郎教授(応用物理)は9月13日、検査機器の試作機が完成し、2020年度中に治験を始めると発表した。従来のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)のような検査時の痛みや被ばくリスクのない点が特徴。協力企業と総額20億円の資本提携も結び、早ければ21年秋ごろの製品化を目指す。

 

 従来のマンモグラフィーでは、乳房などが密集した「高濃度乳房」の人は全体が真っ白に見え、同様に白く写るがんを検知できない可能性も課題の一つだった。

 

 新開発のマイクロ波マンモグラフィーは、乳房の皮膚を保護するシールを貼り、マイクロ波を出す機器で乳房の表面をなぞる。マイクロ波は乳房の脂肪などは通過するががん組織には跳ね返る。この性質を利用し、乳がんの立体構造を画像化する。被ばくのリスクがないため、妊娠中でも受けられるという。

 

 グループは既に、乳がん患者や健康な人たち約350人を対象に臨床研究を実施し、がんの見落としがないことを確認。20年度中には乳がん患者のみを対象とした100人~200人規模の治験に取り組み、より客観的に成果を確かめる。

 

 また、実用化と普及促進に向けた資金確保を目的に、木村教授が創業した神戸大発のベンチャー企業「インテグラル ジオメトリー サイエンス」は関連10社と資本提携。同教授は「乳がんの早期発見や死亡者を減らすことに貢献したい」としている。         

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