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短信:自宅療養 東京1万人超す。待機施設、中等症が次々

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 新型コロナウィルス感染症の全国の新規感染者数が過去最多を更新するなか、自宅療養者が7月28日時点で1万8933人と、1週間前の1・8倍に増えた。首都圏で顕著で、東京都では、31日に初めて1万人を超し、1週間で約2倍に増えた。各地で必要な人の入院が難しくなり始めている。

(朝日新聞 8月1日・抜粋)

 

 東京都の発表によると、都内では29日に8477人、30日9793人、31日1万392人と増加。今年1月ピーク時の9442人を超した。

 平成立石病院(葛飾区)に都が設置した「TOKYO入院待機ステーション」。酸素投与が必要だが入院先がすぐに見つからない患者を受け入れる。22日から本格運用が始まり、すでにフル稼働している。

 人員配置や使用済みベッドの消毒などが必要で、受け入れは1日5~6人。30日は前日にきた5人の入院先が決まり、新たに別の5人が入所した。

 担当者によると、「症状の重い中等症の患者が次々と入り、酸素ステーションで済むと思っていたが、本当に『入院待機』の場になっている」という。都からの要請もあり受け入れ数を増やすことを検討中だ。

 

 31日時点で、都が確保する入院ベッド(5967床)の54%、宿泊療養施設(3060室)の57%が使用中。単純計算で、合計約4千人分の空きがあるが、実態はすでに厳しい。入院や療養先の調整中が7960人に上り、自宅療養する1万人超の中からも悪化して入院が必要になる人がいるためだ。

 

 「第5波」は東京の外にも波及する。

 新型コロナの患者は、病状が進んでも息苦しさなどを感じず、対応が遅れるケースもある。神奈川県では、自宅療養者の悪化を早く察知しようと地域医師会に事業を委託する。

 対象は、入院待機者や血中酸素飽和度が95%以下の人ら。看護師が電話やオンラインで状態を聞き、必要に応じて輪番で訪問。医師も輪番で主に電話で診療をし、入院が必要と判断すれば県の搬送調整班に入院先を探してもらう。健康

 観察や訪問をするソフィアメディの看護師、真栄和紘さんによると、最近は20代以下の世代でも呼吸状態の悪化や血中酸素飽和度の低下が目立つという。

 「手厚いケアが必要な人が増えている。看護師の体制を強化し、乗り切りたい」と語る。