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No.646 介護領域のAI実装で議論、「人員基準緩和」の提言も

2019年02月15日

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介護におけるAI実装有望領域の第一に「見守り(観察)」

 厚生労働省は1月16日開いた「保健医療分野AI開発加速コンソーシアム」の第4回会合で、介護・認知症領域において人工知能(AI)をいかに活用できるかについて検討を行った。

 

 このうち、参考人として「介護分野における人工知能の実装について」を講演した国際医療福祉大学・赤坂心理医療福祉マネジメント学部長の高橋 泰教授は、介護領域でAIが実装されるための必要条件として、①人が行うよりも、事故が増えないこと(要介護の利用者と直接接触する介護ロボットは、難しい)、②機器導入のコストが人件費よりも安いこと(導入のみならずランニングを含めコストを下げる。部品の共通化)、③大幅に作業効率を上げることができること、④現場が、仕事のやり方を変えること(ワークフローの検討とAIやセンサー導入はワンセット)-を示し、介護におけるAI実装有望領域として、体動、発言、睡眠状態、心拍・呼吸、気温、湿度など常時観察する「見守り(観察)」を第一にあげた。

 高橋教授は、見守り以外に、介護記録システムなど「記録(音声入力)」、「ケアプラン・提案」も有望領域としてあげている。

 その上で、①機器を入れた場合の人員基準緩和の拡大、②実装実験の施設への協力要請を行政からも行う(実装のためのフィールド確保)、③使用側に対するワークフロー改善のような研修の推進、④AIやセンサーを入れた場合の適切な監査対応の徹底-を提言した。

 

地域医療介護総合確保基金介護分で、介護ロボットやICT活用による介護事業所の生産性向上を推進

 厚労省は2019年度予算案で、地域医療介護総合確保基金の介護分の介護従事者確保に向けた活用について、新規事業として「介護事業所に対する業務改善支援およびICT導入支援」(図3)を対象事業に追加した。業務プロセス、職員配置及び作成文書の見直しのほか、介護ロボットやICTの活用などを通じて介護事業所の生産性向上を推進する。

 

 

 事業所の業務改善支援事業は、2018年度に作成された生産性向上ガイドラインに基づき、課題解決が急務な事業所に対して第三者が業務改善支援を行う。また、ICT導入支援事業は、介護記録から請求事務までを一貫して行えるよう、介護ソフト及びタブレット端末等をセットで購入するための費用を一部助成する。いずれの事業も補助額は1事業所当たり対象経費の2分の1以内(上限30万円)となっている。

【事務局のひとりごと】

 

 「ピンポン ピンポン!!」

 「火事です。火事です。○○階で火災報知機が作動しました。」

 「現在確認中です。落ち着いて次の放送に備えて下さい」

 事務的な音声が家中に、(おそらく)集合住宅全戸に響き渡った。

 

 寒さ厳しい1月末、朝起きて歯磨きをしていたら突然の警報の発報だ。しかも筆者の住んでいる階ではないか!!おいおい、家の中はほぼIH調理器、ガスは風呂等の水周りだけだ。煙草も吸わない。さっき起きたばかりでどこに火の気があんねん?!

 そうは言っても、集合住宅中に、しかも早朝に響き渡った警報だ。調べないわけにはいくまい。家中のセンサを見て回る。いつも火災報知機の確認に業者の人が来る際の確認する場所、センサの真ん中が赤く光っているかどうかを、歯ブラシを洗面台において慌てて見て回る。

 ほーら見たことか。どこにも何の形跡もないわ。まずは一安心だ。洗面所に戻り歯ブラシを手に取る。

 「ピンポンピンポン!!」

 そ~ら来たでぇ。“異常なし”の放送やな。何事もなくて良かった。

 と思っていたら、

 

 「火事です。火事です。○○階で火災が発生しました。落ち着いて避難してください。」

 「ピュイーッ!!ピュイーッ!!ピュイーッ!!」

 「ピンポンピンポン!!」「火事です。火事です。○○階で火災が発生しました。落ち着いて避難してください。」「ピュイーッ!!ピュイーッ!!ピュイーッ!!」・・・・(果てしなく続く)

 

 かー!まいった。えらいこっちゃなぁ・・・。

 繰り返し流れる音声。いよいよ困った。エレベータは止まっているし、おまけに集合住宅の人からは、「あの階の住人、何やっとんねん!」と思われているんやろなぁ・・・。

 警報は寒空の中、けたたましく鳴り続けている。

 

 これは何とか無事・無実をアピールせねばなるまい。玄関を明け廊下に出る。ランニング姿で玄関を開けていたお向いさんと目が合った。「どうもないですよね?」とお互いの部屋に異常がないことを確認しあう。集合住宅の住人の方々がパジャマ姿やいろんなお姿で上や下から筆者のいる階を怪訝そうに、心配そうに覗いている。

 

 大声で「大丈夫です!!異常ありません!!」と手で大きな○を作り、ジェスチャーで伝える。それを見てひとまずはみな安心されたようだ。

警報は鳴り響いてはいるものの、そろそろ出なければ会社に遅刻だ。さあ着替えようか、と部屋に戻る。着替える。ふと警報が止んだ。はぁ、良かった。

 と思っていたらまだまだこれからだ。

 「ピンポーン!」今度は玄関の呼び鈴が押される。

 「下の階の者です。大丈夫ですか?確認に来ました。」

 「はい、異常ありません。」

 「そうですか。」

 その方はその階にある玄関の呼び鈴を全て鳴らして聞いて回っている。どうも異常はなかったようだ。全く人騒がせな警報である。ただ、それは筆者にとってだけの話で、さらに他の住人には、その上人騒がせな住人だ、と思われているかもしれない。

 

 寒い時に限って、しかも“いつも筆者のいる階”で「火事だ火事だ!」と数年に何度か誤作動を起こす警報なのだ(※5)。寒い日が続くと、いつ鳴るのか、とビクビクものである。原因が分からないので処方のしようもない。

 しかし、いっつも皆から疑われてしまう身にもなってもらいたいものだ。以前の誤作動時、集合住宅の管理会社に尋ねてみると、部屋の中の異常でなければ、廊下のセンサが作動したのではないか、ということで、どうもそれは光の反射で感知するようだ、と聞いたことがある。つまり煙を感知するということか?虫でも入ってしまったのだろうか(※6)。

 

 今回のテーマは、そんな誤作動を起こしていつまで経っても原因の分からないセンサの話などよりも、はるかに進化した「AI」を、介護領域に実装してはどうか?という提言についてである。

 

 内閣府のWebサイト「Society 5.0」にこうある。

○わが国が目指すべき未来社会「Society 5.0」で、医療・介護現場でのロボットによる支援で負担を軽減

(内閣府Webサイトhttps://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/medical.html

 狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、政府の第5期科学技術基本計画でわが国が目指すべき未来社会の姿として提唱され、内閣府(安倍政権)が提唱するサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する「Society 5.0」。

 「Society 5.0」では、各個人のリアルタイムの生理計測データ、医療現場の情報、医療・感染情報、環境情報といった様々な情報を含むビッグデータをAIで解析することにより、「ロボットによる生活支援・話し相手などにより一人でも快適な生活を送ること」「リアルタイムの自動健康診断などでの健康促進や病気を早期発見すること」「整理・医療データの共有によりどこでも最適な治療を受けること」「医療・介護現場でのロボットによる支援で負担を軽減すること」といったことができるようになるとともに、社会全体としても医療費や介護費などの社会的コストの削減や医療現場等での人手不足の問題を解決することが可能となる。

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 このような社会に着実に進んでいる、と思うかどうかは、読者各位の感じ方に委ねたいが、“巨大プラットフォーマーの台頭”、“AIスピーカーの登場”、“ウェアラブル端末”、“クラウドデータ収集”、“高精度の顔認証技術”、“自動運転技術”そんな時代の最先端の用語が世の中に浸透してくるにつけ、「Society 5.0」の到来はそう遠い未来ではないような気もしてしまう

 

 人手不足に悩む、介護施設の方のコメントだ。

○「AIなどサイバネティクスの導入で、人材不足解消に期待」

 介護のAI化には賛成。1日中何人ものおむつ交換、車椅子イスへの移乗とベッドへの移乗、車イスからトイレとトイレから車イスへの移乗、リネン交換、食事介助、入浴等、安全を考慮しつつ介護できるAIを活用したロボットを早く作ってもらいたい。今までの介護業界は、科学的な物やサイバネティクス(人工頭脳学)に無関心すぎて、精神論的なものにとらわれ過ぎていたと思う。今後AIなどのサイバネティクスの導入により、人材不足が解消されることを期待している。

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 仰るとおりだ。ただ、今回の提言は、まだ「見守り」、「(音声入力による)記録」、「ケアプラン・提案」に止まっているのだが、それでも本当に実装されればかなりの進歩である。

 

 介護施設経営者からのコメントを紹介したい。

○「福祉用具と比べ割高の高機能の介護ロボット導入には高いハードル」

 介護ロボット、ましてAIを活用した高機能の介護ロボットは価格が高く、初期費用がかかる。福祉用具品のように介護保険の対象にはなっていないため、導入までのハードルは高めといったところが難点だ。また、管理スペースなどにも費用はかかる。使い方を覚えるための時間もコストとして計算しなければならない。慣れるまでの時間的なロスも見逃せない。利用者の利用代金に上乗せされていくものなので、福祉用具と比べて割高になる高機能の介護ロボットの導入には、経営上ハードルが高く困難ではないか。

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 これもまた見事なまでに仰るとおりだ。何にしても金銭面を放っておいてものごとは進まない。それでも、現場で業務を「安心・安全に」まわさなければならない事業者にとって、今や最も高いのは、直接・間接・手間暇もろもろひっくるめて“人件費”といっても過言ではない。先進機器の導入は、金銭面だけで一概に否定されるものでもない、と思わしめるほどに、現在の働き手不足は深刻だ。この提言どおりに一足飛びに行くことはないかもしれないが、AI実装の対となるような施設基準の緩和や、補助金が正しく柔軟な活用をできるような仕組みを、是非とも厚労省にはお願いしたいところだ。

 

 看護師からはこんなコメントだ。

○「“看護のこころ”を十分考慮したAI開発が、質の高い看護につながる」

 AIを活用した看護職の基礎的知識・技術であるフィジカルアセスメント用の教育研修シミュレータや、経鼻吸引のためのシミュレータ等の開発・導入について、教育関係者と臨床現場が連携・協働して看護職自らが積極的に取り組んでいかなければ、AIの分野でも医学・介護に遅れをとることが懸念される。「看護のこころ」を十分考慮したAI開発が絶対的な前提であり、看護職自らが関心を持ち、アイディアを提供し、積極的に取り組んでいくことが、質の高い看護を提供することにつながる。

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 前向きなコメントを頂戴した。日々の業務でもご多忙なだけに、研究・開発に積極的に取り組んだり、協力したりすることが万が一にも、働きすぎて“働き方改革を疎外する”、なんてことになるような労働行政はやめてもらいたいと切に願う。

 

 AI関連事業者からのコメントを紹介したい。

○「AI活用でケアマネジャーの負担削減」

 介護福祉業務で極めて重要な役割を担うのが、ケアマネジャー。AIの活用によってケアマネジャーへの負担を軽減していくことは、日本の福祉を良くしていくことへとつながる。介護保険法は複雑なうえ、施設区分は25種類53サービスと細分化しており、サービスを利用者一人一人に合わせて選ぶことは容易ではない。また、利用者自身の情報など諸々がケアプラン作成時に関わってくるので、情報も定量的に測れるものではない。AIが看護・介護・リハビリ職の知識と経験を学習し、利用者に合わせたケアプランの候補を提案。あらゆるチャネルに分散する要素を網羅的に学習することで、抜け漏れないケアプラン作成のための情報を得ることが可能になる。

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 ケアマネジャーの負担軽減も、介護業界の大きなテーマだ。

 

 こんなコメントもあった。

○「AIスピーカー活用の認知症予防など、コストのかからない機器開発を」

 音声認識でさまざまな機能を利用できるAIスピーカーが普及している。独居高齢者は話し相手がいないことが多く、会話が極端に少なくなることで脳の働きが鈍くなってしまい認知症の原因となるといわれる。AIスピーカーを利用することで話し相手を作り、会話をすることで認知症予防につなげることも可能ではないか。高度なAIを活用した機器よりも、コストがかからず、直ぐに導入できるAI機器の研究開発を進めてもらいたい。

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 先日、あるシンクタンクの上席研究員のお話をきいた。GAFAのようなプラットフォーマーによる先進的な取組みの数々の紹介があった。レジなし店舗、RFIDを活用した会計システム、交通系カードで入店し、顧客の動きをカメラで認識して決済するような店舗、空飛ぶドローンを使った宅配、陸上を走るドローンを使った配達など、日進月歩でサービスは進化していく・・・。

 その講義が終わり、演者に質問してみた。

 「ラストワンマイル」戦略をいろいろご教示いただいたが、あくまで個人宅に配送する(つまり小ロット)ことそのものを採算ベースに乗せるにはどうすべきか?という質問だ。

 実は講義中、筆者にとって印象的だったのは、あのアマゾンでさえ配達コストは赤字」であり、そこに苦しんでいるというのだ。それゆえのラストワンマイルの取組みなのだが、帰ってきた返答は、

 「配送ベースで採算を黒字に乗せるのはおそらく不可能だ」

 つまり「モノ」というサービスを実際に顧客の手元に届けること自体は、それは物流を生業とする企業以外にとってはコスト増にしかならず、単独での吸収は難しい、という結論だった。結構ズバッとはっきり返されたので、得心がいった。

 「であるので、顧客の囲い込み、複数サービスの提供・課金」などで商売の裾野を拡大し、その利潤で配送コストをまかなう戦略しか取り得ないのでは?ということだった。

 

 時代は確実に「Society 5.0」に向かっていることも実感するし、介護領域にも何らかの実装がなされる可能性も見えてきた。しかし“サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステム”においても、我々人間が生身の存在である以上、モノの受け渡しは避けられない行為であるし、そのコスト回収はもしかするとこの先も解決できないということも見えてきた介護領域はまさに人と人との触れ合いだ

 AI、IoTがますます台頭する一方で“人生100年時代”といわれる段階に突入しようとしている我が国には、果たしてどんな未来が待ち受けているのだろうか。

<ワタキューメディカルニュース事務局>

 

(※5)・・・数年前の大晦日、紅白歌合戦を見ながら年越しそばを茹でていたら、突然、例の警報が鳴った。年末なので殆どの住人が年末を穏やかに過ごしていたのではなかろうか。そんな年の瀬にあれだけけたたましい音が鳴ったのだ。子どもたちは泣き出す。一人で走り回れるようになった長男は、サイレンが鳴り続けて止まらないと見るや、「パパ、もうだめだ。逃げよう!」といって逃げる準備をしだした。サイレンが鳴っていても大丈夫だとこちらは安心しているので筆者は必死の形相の長男に、「ママと妹たちはどうするんや?」と笑いをこらえながら尋ねると、「わー!もういいから。とにかく逃げよう!!」と、トンデモ発言をしながらエレベータが止まってしまっている中、よちよち歩きの妹、弟、大好きな(はずの)母親まで見捨てて、筆者の手を掴んで外に飛び出して階段で逃げようとしたり、のちのち家族内に禍根を残すような思い出までもたらしてくれた(これは家族内の笑い話になっているが・・・)。警報が鳴ると、いつも思い出すのが大晦日のあの夜だ。文中に出てくるAIの認識能力が、「お!、賢い」と人間が思ってくれるようなものになってくれることを願いたいものだ。

<筆者>

 

(※6)・・・実は会社に行こうとして玄関を空けたら、今度はガス会社と消防隊のお出ましで、またも異常の有無を聞かれる羽目に。それでもよく会社に遅刻せずに済んだものだ。その後我が家には誰もいなかったので、いくら呼び鈴を押されても対応できなかったので、もしかしたらさらにご迷惑をかけたのかもしれない・・・。

<筆者>

 

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