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ホテルリネン業界のつぶやき

2024年03月15日

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~生まれ変わる東洋の神秘~

 

 先ごろビジネスホテルランキングで最近は常に上位ランキングされているドーミーインが上位ランクされる要因が見えてきた。

①常に顧客第一主義

②常にサービスの起点を「ゲストに喜んで貰う」事に置いており、変えた方が更に喜んでもらえると判断すれば、あっさりと変える。※その判断に於いて価格や手間は二の次

③ゲストにどんなに無理難題を云われても「NO」と言わない接遇姿勢

 

 とあったが、これらの要因はラグジュアリークラスのホテルマンの教育マニュアルと同じであり、ハードこそラグジュアリーホテルに及ばないものの、社員のやっている事はラグジュアリーホテルと同じ。高級ホテルの8分の1程度で宿泊できる訳で、ならば顧客満足度は上がって当然の帰結と感じた。

 

 恐らくライバルホテルもドーミーに追いつけ追い越せと日々切磋琢磨している事であろうから今後はビジネスクラスのホテルでもこの様な考え方が日本のスタンダードになって行き、インバウンドから見るとこのコストパフォーマンスは驚きに感じるだろう。何せ海外のビジネスの範疇にはこんなサービスは無いからだ。

 

 今から四半世紀前、新御三家と言われた外資系ホテルが日本に上陸した時に某大手チェーンホテルが外資上陸に脅威を抱き外資系ホテルを模倣し一つ星ブランドホテルを展開した。未だインバウンドが少なかった時代である。一つ星なんだから削れるサービスはとことん削り素泊まりに近かった。面白い事に話題性が先行し値段は周りのホテルより多少安かったので初期はそこそこの客が入ったが、これが全く冴えなかった。で、今はサービスを並みのホテルに戻し普通のビジネスホテルとして展開している。

 

 ここのオーナーは元々日本人が培ってきた「おもてなし」の精神まで削いでしまった為に、日本人のお客から飽きられてしまった。日本人のお客からは当たり前と思っていたサービスがないものだから不満は残り、無理してまでまた同じホテルに泊まりたいという人は少なかったようだ。日本人が海外プロモートしている「おもてなし」とは、日本人にとっては慣習なので当たり前の事なのだが、海外にはないサービスだった。1つ星~5つ星迄格付けされているホテルしか経験のないインバウンドからすれば、ドーミーの様に安いのにとことんサービスするなんて、これは「東洋の神秘」に映るんだろうな。

 

 先日日経平均株価が遂に4万円を超えて史上最高値を記録し、今も未だ3万9千円台で頑張っている。勿論、米国1強の時代に入りロシアは戦争と経済制裁、自国通貨を支えるのに体力のない欧州は金利UPで応戦、中国はコロナ政策の失敗と不動産不況で泥沼状態。そんな中、ウォーレン・バフェットさんなる神様の様な人まで日本株を買っているという噂が出るもんだから、中国投資に危機感を感じた投資家や米国1強に対するりリスクヘッジの投資家が今迄手付けた事のない割安な日本株を買ってくれているという。これはバブルかバブルでないか、議論が分かれる所だが、政府は資産運用立国を掲げ株価水準の引揚げを国策としている。「…アセットマネジメント」なる国内運用会社が、ドーベルマンの如く政府の回し者かと疑いたくなる様なROE(自己資本利益率)8%、PBR(株価純資産倍率)1倍未満の企業にはTOP再任反対を申し入れる 等と、政府を代弁する様な発言をしている。

 

 昨今は新聞・ニュースでもROE、PBRの重要性を大々的に報じそれに追随する企業が増えてきている事が海外投資家や日本の投資家に評価されている。某××商事に至っては総配当性向94%と米国並みの配当を出す様な基準が日本株式市場のスタンダードになると投資家は喜ぶだろう。

 だって国が配当金を保証する様なものだから、こんな安全な株式市場は世界にないでしょう?これも外国投資家から見れば「東洋の神秘」である。

 

 東洋の神秘ではなく、実力と評価して貰う為には世界に向けた企業努力が必要である。但し、ドーミー然り会社がスローガンを掲げ全社一丸となって改革に取り組んでこそ到達可能であり、その次の課題に取り組む素地が出来る。ラグジュアリーホテルを経営しているからといって世界に評価される訳ではなく、大事なのは評価される企業の取り組み内容である。

 リネン業界として世界に認められる企業になる為にも先ずは脱炭素社会に向けた舵を切る事ではないか。例えば二酸化炭素を排出しない工場、配送トラックや営業車のEV・FCV車への切替え、資材のリサイクル等々…。

 当グループのプロモーションビデオ「その心ここにあり」に、ドーミーの取り組みに似たフレーズ「その判断に於いて価格や手間は二の次」を見出した。何時かは皆そうなる時が來るだろうとは解るが、業界の先駆者である当グループとしても、躊躇っている時間はない。

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